- Date: Sun 31 12 2017
- Category: 女子サッカー
- Response: Comment 0 Trackback 0
第28回高校女子サッカー選手権が開幕。常盤木学園が17年ぶりの初戦敗退を喫するなど波乱も

西森彰=取材・文・写真
12月30日(土)、兵庫県各地で高校女子サッカー選手権の1回戦が行われた。2017年度の総決算となる大会に相応しく各会場で熱戦が繰り広げられた。各校それぞれ厳しい組み合わせが組まれた関西勢は、開催地枠で出場した六甲アイランドを除く4校が初戦突破に成功。日ノ本学園(兵庫)は聖和学園(宮城)とのPK戦を制し、大商学園(大阪)は星槎国際湘南(神奈川)、神戸弘陵(兵庫)は聖カピタニオ女子(愛知)を、それぞれ接戦の末に退けた。
最多優勝回数を誇る、常盤木学園(宮城)を相手に、ジャイアントキリングを見せたのが大阪学芸(大阪)。Jリーグでセレッソ大阪を率いていた副島博監督は会心の勝利に満足げな表情を見せた。「大会初出場だからといって、勝手にこちらから頭を下げるつもりはありませんでした。相手にはフィジカルの強い選手が揃っているし、スピードのある矢野梨紗(途中出場で決勝点)を使いました。常盤木学園に勝った以上、この大会に何とか爪痕を残したいですね」(副島監督)。敗れた常盤木学園は、実に17年ぶりの初戦敗退となった。

その他の会場でも、スコア差の小さなゲームが多く、各校の力差が接近してきたことを物語っている。今日、31日には2回戦が行われる。
【1回戦結果(12月30日)】
修徳 2-0 東海大福岡
帝京三 0-1 広島文教女子大附
前橋育英 1-2 作陽
開志学園JSC 1-0 四国学院大香川西
常盤木学園 0-1 大阪学芸
聖カピタニオ女子 0-2 神戸弘陵
福井工大福井 4-1 山陽
道文教大明清 0-2 神村学園
星槎国際湘南 1-2 大商学園
十文字 3-2 秀岳館
花咲徳栄 1-2 鳴門渦潮
日本航空 2-1 常葉大橘
松商学園 6-0 六甲アイランド
北海道大谷室蘭 0-1 鳳凰
専大北上 0-10 藤枝順心
聖和学園 0-0(PK:2-4) 日ノ本学園